2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
僕は1979年2月4日に生まれました。つまり1979年2月4日が誕生日だということになります。ところが、これも昨日の夜中のぼんやりしている時に見た白昼夢のようなものなのですが、1979年2月4日は僕の誕生日であると同時に命日でもあるという…
係数と底は本質的ではないので無視して、Nビットの情報を消去するためにはlogNのエネルギーがいる。情報というのをあくまで仮想的な、何か実態のないものだと捕らえる人が多いと思うけれど、本当は全然そうではない。情報は物理的な実態を伴うものでほとん…
そういえば22日に京都会館で発生生物学者の竹市雅俊さんの講演と高木正勝さんのコンサート、及び両者の対談があって、それに行ってきました。同じ1979年生まれで同郷の人を好きだというのはなんとなく悔しいけれど、僕は高木正勝さんの作品が好きだし…
鳥の声がいつもより近く、そして一定間隔でずっと聞こえていたので、僕は窓を開けて顔を覗かせた。こういう鳴き方は動物学的には親を求めてのものなのだろうけれど、そのとき僕は児童文学的に鳥が助けを求めている声なのだと思った。僕の研究室は5階にあり…
先日、文部科学省が若者はどうしてキレやすいのか脳を研究することに決めた、という衝撃的なニュースについて触れましたが、昨日テレビで評論家の宮崎哲弥さんが若い思想家を指して「文科省が最近の若者は頭がおかしいから莫大な予算、税金を投入してどうし…
「see ya」と言って、スカイプでシアトルの彼女と話をしていた二ノ宮がこっちへ戻ってきた。二ノ宮のガールフレンドはドイツ系アメリカ人の女の子で、半年前まで京都に住んでいたけれど、留学期間が終わってシアトルへ帰ってしまった。国をまたいでの遠距離…
一昔前、パウロなんとかさんというイタリア人みたいな名前の人の「反社会学講座」というような名前の本(ほとんど何にも覚えていない)が流行っていました。 たしかに社会学の中には好き勝手なことを言ってるだけにしか見えないものがときどき見られます。で…
「私達、そろそろ病院へ行ったほうが良さそうね」 小枝子が菊池にそう言ったのは、この間の木曜日だった。「そうかもしれないな」と菊池は応じた。たしかに小夜子の言う通り、ここのところ夫婦仲はあまり良くない。たぶん夫婦倦怠症が発病したのだろう。軽い…
お盆が過ぎてすこし涼しくなりました。 地面はセミの死骸だらけで、すこしだけ生きたり死んだりすることについて考えます。 確率のことを考えて頭が混乱した経験はないでしょうか。 たとえば、サイコロを振って1が出る確率は本当に1/6でしょうか。 なにが…
なにかを考えるときに頭の中でしている声は誰の声だろう、と時々思う。骨導でいつも自分が聞いている自分の声に似ていると言えば似ているけれど、そうではないような気もする。僕がこれまでの人生で作り上げてきた誰かなのだろうか。 僕がこの日記に書いてい…
まがりなりにも物理学というものをやっていて思うのだけど、僕達がすっきりと理解できる、あるいはすっきりと記述できることというのはあまりに少ない。ほとんどのことは近似的にしか知ることができないし、これは極端かもしれないけれど、いかに良い近似方…
(全くまとまりがないので書き直すと思います) 木で作られた清潔な、防腐剤も何も使っていない建物に入ると、木の良い香りがして、そして心が落ち着く。やっぱり木はいいな、なんて思ったり。 でも、少し考えてみればこれは変なことではないでしょうか? な…
結膜炎にかかったという理由で誘いを断ると、大抵みんな納得がいかないようだった。「ただ目が赤いだけでしょ、べつに」という感じで。ところが事はそう軽くもなくて、熱も出て2日間寝込んでいました。風邪で有名なアデノウィルスが結膜に取り付いたわけで…
多くの人が知っているように、もちろん光も電波も実態は同じもので共に電場と磁場からなる波だ。でも、僕達の目には可視光しか見えないので、懐中電灯や蛍光灯から光が出ているのとアンテナから電波が出ているのが全く同じ現象だとは実感しにくい。携帯電話…
僕は子供の頃から小説を読むことがとても好きでした。今から思えば実にちっぽけな町の本屋で選びに選び、親に頼んで本を買ってもらっていた。子供のときは本を読むという行為が一体どういう行為なのか考えたこともなかった。僕はただ本を読み、物語の世界に…
結膜炎にかかってしまいました。右目が真っ赤です。たぶん生まれて初めてかかったように思う。眼科へ行くと「人にうつさないように気をつけて下さい」と言われて、お金を払うときなんかやけに気になる。この人のお金触ったらうつるかもしれないな、なんてや…