2006-01-01から1年間の記事一覧

push.

また、4弦が切れた。 僕はいつもギターの4弦を切るのですが、切るといっても演奏中に勢い余ってではなく、大抵夜中に勝手に切れる。眠っていると壁に掛ったギターから、ギュールルルーと嫌な音がして、あっ、また切れるのか、と目を覚ますとパチンっと弦の…

トラットリア。

歯が痛いです。 風邪をひいてしまいました。 僕は風邪をひくと大抵歯が痛いような気持ち悪いような感じになる。 土曜日に鈴虫寺だとかを散歩する約束をしていたのに、無理そうだ。 随分と更新をサボってしまいました。 別段忙しいというわけでもなかったので…

トライアングル。

メールを書いていると外から自動車のクラクションが聞こえてきた。クラクションは何度も何度も鳴って、うるさいなあ、と思っていたのだけど、良く考えてみればそれはどこかで聞いたことのあるリズムで、モールス信号だった。もっとも簡単なモールス信号で送…

Q.

NO MUSIC, NO LIFEだなんて誇らしげに上げた君の顔に僕は唾を吐く。そのヘッドホンちょっとかしてごらんよ、肥溜めに放り込んであげるから。あっ、肥溜めって知らないかシティガールは。失敬。人の排泄物をね。なに。知ってるんだ。それはそれで失敬。とにか…

%f

先日、Hさんの部屋で鍋をした帰り道、I君とKと3人で御土居を見ました。 御土居というのは秀吉が作った京都の中心部を取り囲む土手のようなもので、今調べたところによれば22.5キロもの長さがあったそうです。以前、I君が研究室の壁に貼っている江戸…

send.

長らく更新をサボってしまいました。 特別な理由はありません。 僕が前回の日記に「風邪」と書いて、それきりなので中には心配してメールを下さった方もありますが、全然大丈夫です。僕は至ってぴんぴんしていますし、風邪というのも実は風邪ではなくて単な…

sun.

学歴による偏見みたいなものを無くそう、という主旨で発足した会の話を昔読んだことがある。 その会には、様々な学歴の持ち主が参加していて、「学歴社会を壊して、偏見のない社会をどのようにして作るのか」ということが真剣に話し合われるわけだけど、そも…

take!

毎年、まあいいや面倒だし、と思っていたのですが、この冬は遂にお風呂を作りました。 僕のアパートにはお風呂がなくて、5分くらいしか出ない21世紀とはとても思えないようなちっぽけなシャワーがあるばかりなのですが、それでは到底冬のシャワータイムを…

ファルコン。

先日から小沢健二のことを書いていますが、そういえば彼の「うさぎ!」という子供向けに書いた物語の冒頭をここで読むことができます。僕は昨日読んだのですが、大人になると結局のところ資本主義に嫌気がさすものなんだなと思いました。 僕ごときがこんなこ…

翻訳文学。

1989年に発表されたフリッパーズギターのファーストアルバム「Three cheers for our side〜海へ行くつもりじゃなかった」の全作詞を小沢健二が担当したことは知っていた。以降のフリッパーズギター作品も、その文学性においては小沢健二という人に大きく…

ベスパ。

2006年11月3日金曜日 フィルムを現像へ出した後、昼に大学へ行くと、コープが閉まっていて、さらに人がとても少ないので、変だなと思ってよく考えてみると11月3日というのは何かの祝日だった。Kちゃんと電話をして、今日って祝日なんだね、という…

Russian.

間抜けな言葉で僕を取り囲む 得意げなうすら笑いに腹が立つのさ (by "double knockout corporation") 昔、ある女の子と御飯を食べていると、彼女は今経済学部だけど、実はその前に芸大生をしていたということが分かった。僕がどうして芸大をやめて経済に転向…

1000.0d0 double precision.

2006年10月31日火曜日 眼下に広がる京都盆地の夜灯りを眺めながら、寒さに半分凍えて話をした。草叢へ魔法のように大切なピアスを片一方投げ込み、その長い行方を想う。たとえば1000年後まで、それはここにあり1000年間の変遷を見続けるのだ…

緑色した海底砂に真っ赤なジェットドール。

2006年10月30日月曜日 昼下がり、クリーニングへ出していて毛布を取りに行き、その帰り道、自転車に無理矢理毛布を載せて運んでいると、一軒の空き家があった。こんなところに空き家があったのか、住めないものかな、と思って、ぼんやり表から眺めて…

庭先トリップ。

2006年10月21日土曜日 Y亭にて今期初鍋、超満員の部屋の中は二つの鍋でとても暑い、と思っていたら窓際の人は寒いくらいだと言う。 帰り道、少し雨が降る。そういえば今日は鞍馬の火祭りと時代祭りだそうだ。鞍馬の火祭りは去年行って、同じよう雨…

色彩の回転する洗濯機の平和的な利用。

夏の間ベランダに巣を張っていたクモがいなくなった。 そのクモは僕の洗濯機とベランダの手摺との間に巣を張っていて、そこに住まれては布団が干せないということになってしまうのだけど、僕はクモがそこに住むことを容認していた。ベランダは部屋の東側にあ…

緑の豊かな未来都市。

先週のいつだかKとJと昼間に御所でバドミントンやフリスビーをして、それ以来やけにフリスビーが欲しかったので昨日フリスビーを買いました。エアロビーという航空力学的に計算された形状のもので、僕が買ったのは小さい方ですが、大きいほうは400メー…

Julie scare someone with a ghost story.

図書館へ行く途中、丸太町の交差点で信号待ちをしていると、僕の隣で信号待ちをしていた親子が「ゴーストタウン」という言葉について話をしていた。 その小さな男の子は母親に「ゴーストタウンというのは人が住まなくなった、誰もいない街のことだ」と言い、…

Banu Marcos eat squid every day!

夜中に連絡があって、友達の家へゴキブリ退治をしに行った。僕だってゴキブリなんて大嫌いだけど、でもまあ何かの因縁で彼らが目の前に現れたのなら、退治するくらいのことはできる。 以前、研究室にゴキブリが出たとき、「どうして昆虫の中でゴキブリはこん…

アマゾン。

たとえば、オーストラリアの刑務所がワッケンハットというアメリカの会社によって”営業”されていることを、どれくらいの人が知っているのだろうか? Kに「自由を耐え忍ぶ」という、とても暗いタイトルの本を借りて読みました。ちなみにこの本は表紙もとても…

cupsule.

先日、Kちゃんが食べ物に関して「リアル」という表現を使った。 みんながパフェだとかアイスクリームを食べている中、Kちゃんだけが「ゆで卵」を注文する。Kちゃんは変わった子だという文脈を受けて、Kちゃんは、 「ゆで卵の方がリアルな感じがするから」 と…

dear, my lactobacillus.

以前に触れた、「えひめAI」ですが、昨日の昼に気の早い僕はシャワールームに撒いてみました。 短くても1週間は発酵を進めるのが良いみたいですが、要は乳酸菌と納豆菌を中心とした菌類を撒いておけば、彼らが汚れを食べてくれる、ということだと思うので、…

style's style.

ここのところ僕は非常にまずい文章を書いています。 自分で読み返してみて愕然とします。 でも、しばらくはこのままになるだろうと思います。 ここにも既に3回、連続で「ます。」なる文末を使ってしまいました。 別にどうでもいいことですが。 翻訳の本で、…

obscuration.

8日は修学院から、きらら坂を通って比叡山に登りました。7、8人だと勝手に思い込んでいたのですが、当日なぜか13人も人がいて、考えてみたら誘ったのだからそれは当たり前のことで、自分のいい加減な性格にうんざりしました。今度からもっと自分が誰に…

one stage performance can change the world.

こごみちゃんのイラストがかわい過ぎてゴミを出せません。 何のことかというとゴミ袋のことです。 京都市ではこの10月からゴミの袋が指定されました。 僕のアパートは業者が毎日回収に来るので、別に指定のゴミ袋を買わなくても良いのですが、丁寧なことに…

チェリーコーク&エレクトリックウォーター。

キャンプへ行こう、という話が上がっているので、インターネットを駆使して色々なキャンプ施設を調べています。 ロケーションとしては必ず海の傍が良いので、京都から車で比較的簡単に訪ねることのできる海辺を、つまりは瀬戸内や日本海や紀伊半島の辺りを眺…

ハイパボリック。

連日、柔道のことばかり書いていますが、そういえばどうして柔道って体重別がメインなのだろう。確かに無差別級っていうのもあるようですが、無差別級には大きな人ばかり出てくるみたいです。水泳の自由形がクロールばかりになるみたいなものでしょうか。 柔…

海賊船を探せ!

銀杏並木を抜けて門の角を右へ折れると地下鉄の駅へ出る。長月も後半を迎えたというに、昼を下がった炎天の強さにはまだ差ほどの衰えも見出すことができない。そういえば昨日も蚊に足首を酷く食われた。夏というのはこのように終わらぬものなのか。というこ…

トロピカル。

先日行われた柔道の世界大会で、女子が3位、男子が5位に終わったことから、実は僕は少なからぬショックを受けました。 柔道はなんだかんだいっても日本が強いだろうと思っていたのです。ところが日本は全然勝てない。解説の、日本柔道なんとかの女の人は「…

super-frog.

前回、翻訳の話をしていて、僕は翻訳というのは最終的には「この言語でも、あの言語でもない場所」に立つことだと、だいたいはそういうことを書いたつもりです。 それで、間の抜けたことに続きを書くのを忘れていました。 僕は別に、翻訳とは「この言語でも…