take!
毎年、まあいいや面倒だし、と思っていたのですが、この冬は遂にお風呂を作りました。
僕のアパートにはお風呂がなくて、5分くらいしか出ない21世紀とはとても思えないようなちっぽけなシャワーがあるばかりなのですが、それでは到底冬のシャワータイムを快適に過ごすということは叶わず。快適どころか恐怖のシャワータイムになってしまうのですが、この冬は快適な(もちろん比較的という意味合いでですが)バスタイムを過ごすことができると思います。
まだ、断熱とタイマー、温度調節について幾分付け加える必要はありますが、今朝ものぼせるまで入っていました。
僕の計算では一日のお風呂に必要なコストは大体80円といったところで、仮に20パーセントの誤差を考えてみても100円は切っているはずです。まあこれなら全く問題ありません。
入浴剤を買いに行こうと思う。
ただ、今日は朝方にお化けが出たので、部屋がそうも快適だという気分ではありません。僕はときどきお化けを見るのですが、まず大抵は寝ぼけていてなんらかのゲシュタルト的幻覚を見たのだろうという仮定で説明できそうであり、まれに、これはどうやら本当にお化けのようだな、というときがあります。
今朝の場合は、今までのお化けとは違って、とてもリアルで、ある程度はお化け慣れしている僕にもそれがお化けだとは分かりませんでした。
僕はその男の人を、本当の人間で部屋に侵入してきた敵だ、と認識したのです。しかも若くて結構おしゃれで、なぜそんな人が部屋の中にいるのか分からなくて僕は混乱し恐怖を覚えた。だから、びっくりして「わー」と声を上げるのではなく、「とりゃー」というような声を思わず出してしまい、まずは被っていた布団を彼に向かって蹴り上げ、続いて立ち上がり蹴りを食らわしてやろうとするともうそれはいなくなっていた。何もいないし、何の気配もなかった。
その後、しばらく眠ることができなかった。
お化けならとにかく、最初に感じた「これは泥棒か何かだ」という非常事態に対して、僕の脳は大量のドーパミンやなにかを出したに違いない。
空が白み、気が付くと僕は再び眠りに落ちていて、悪い夢のせいで目を覚まし、お風呂に入って出かけた。
2006年11月13日月曜日
学校。計算がどうしても負になると言っていると、先生の勘違いで僕のであっていることが分かった。
夜、ネバーエンディングストーリー。
2006年11月14日火曜日
朝、Y亭留守番、のち学校。
夜にNがバイクを修理して欲しいと持ってくる。単にチェーンが伸びているだけだけど、アジャスタの限界を超えていて、僕はチェーンカッターを持っていないので悔しいけれど断念。
2006年11月15日水曜日
映画鑑賞会が中止になったので、電熱線を取りに、それから所用もあったので実家へ行って晩御飯を食べて来た。
窓辺に変な物体があるので「何あれ?」と母親に聞くと、「ああ、あれ、バナナのケースだって、またお父さんが買ってきたのよ」と、驚くべき答えが返ってきた。テレビか何かでみて、こんなの誰が買うんだろう、と思っていたものを父親が買っていたとは。
仕事から帰ってきた父親に、「バナナケース、良太がバカにしてるわよ。あんなものどうして買ったの?」と母親が尋ねると、父親は「前から欲しかったから」とあまり理由になっていない答えを述べ、「欲しかったと言うけれど、でもあなたは買ってきてから、これをずっとここに置いたままで、一度も使ったことがないじゃないの」と母親に切り返され、「いや、アングロサクソンは変なことを考えるなと思って」と訳の分からないことを言った。
そのあと父親は、「これ欲しかったら持って帰れ」と、畳み掛けるようにパスタ茹で器を取り出した。それは火を使わずともパスタとお湯を入れておくと普通の茹で時間の1.5倍程度の時間でパスタが茹で上がるという、これも「なんてバカな商品だろう」と僕が思っていたもので、火を使う必要がない、というのがウリみたいだけど、どうせお湯は沸かさなくてはならないし、そもそも鍋にお湯を沸かしてパスタを入れて、それから火を消すのと何が違うのか分からない、と批判していると、「お父さんがいいと思って買ってきたのだから、そんなにケチョンケチョンに言わない」と母親に窘められる。
ご飯を食べてしばらくすると、父親が今度は「あくまでただの娯楽としてだけど」というエクスキューズ付きで、「今これを読んでる」と一冊の登山家が書いた本を鞄から出してきた。その本はちょうどこの間僕が立ち読みをしていた本だったので貸して欲しいと言うと、読んでる途中だけどいい、というので読んでる途中ならいい、と辞退して帰ってきた。
2006年11月16日木曜日
朝11時頃、お腹が空いて仕方ないので昼ごはんを食べようかと考えているとAさんから連絡があり1時にランチの約束をし、空腹を我慢する。
Aさんは物理で学士、建築で学士と修士を持っていてさらに今建築の博士課程で学んでいて、韓国人なのに日本語も英語もぺらぺらという才女なのですが、「最近は建築とかあまり好きじゃない、家でも、計算されたものよりもっと適当なものが好きだ」ということを僕が言うと、「それは最近の建築界の流れでもある。ミニマリズムが長かったけれど、そろそろ終わって次はそういうカオスになる」との返事をくれた。つまり、僕はすっかり時代の流れに飲まれているだけということだ。がっかり。
僕のアパートにはお風呂がなくて、5分くらいしか出ない21世紀とはとても思えないようなちっぽけなシャワーがあるばかりなのですが、それでは到底冬のシャワータイムを快適に過ごすということは叶わず。快適どころか恐怖のシャワータイムになってしまうのですが、この冬は快適な(もちろん比較的という意味合いでですが)バスタイムを過ごすことができると思います。
まだ、断熱とタイマー、温度調節について幾分付け加える必要はありますが、今朝ものぼせるまで入っていました。
僕の計算では一日のお風呂に必要なコストは大体80円といったところで、仮に20パーセントの誤差を考えてみても100円は切っているはずです。まあこれなら全く問題ありません。
入浴剤を買いに行こうと思う。
ただ、今日は朝方にお化けが出たので、部屋がそうも快適だという気分ではありません。僕はときどきお化けを見るのですが、まず大抵は寝ぼけていてなんらかのゲシュタルト的幻覚を見たのだろうという仮定で説明できそうであり、まれに、これはどうやら本当にお化けのようだな、というときがあります。
今朝の場合は、今までのお化けとは違って、とてもリアルで、ある程度はお化け慣れしている僕にもそれがお化けだとは分かりませんでした。
僕はその男の人を、本当の人間で部屋に侵入してきた敵だ、と認識したのです。しかも若くて結構おしゃれで、なぜそんな人が部屋の中にいるのか分からなくて僕は混乱し恐怖を覚えた。だから、びっくりして「わー」と声を上げるのではなく、「とりゃー」というような声を思わず出してしまい、まずは被っていた布団を彼に向かって蹴り上げ、続いて立ち上がり蹴りを食らわしてやろうとするともうそれはいなくなっていた。何もいないし、何の気配もなかった。
その後、しばらく眠ることができなかった。
お化けならとにかく、最初に感じた「これは泥棒か何かだ」という非常事態に対して、僕の脳は大量のドーパミンやなにかを出したに違いない。
空が白み、気が付くと僕は再び眠りに落ちていて、悪い夢のせいで目を覚まし、お風呂に入って出かけた。
2006年11月13日月曜日
学校。計算がどうしても負になると言っていると、先生の勘違いで僕のであっていることが分かった。
夜、ネバーエンディングストーリー。
2006年11月14日火曜日
朝、Y亭留守番、のち学校。
夜にNがバイクを修理して欲しいと持ってくる。単にチェーンが伸びているだけだけど、アジャスタの限界を超えていて、僕はチェーンカッターを持っていないので悔しいけれど断念。
2006年11月15日水曜日
映画鑑賞会が中止になったので、電熱線を取りに、それから所用もあったので実家へ行って晩御飯を食べて来た。
窓辺に変な物体があるので「何あれ?」と母親に聞くと、「ああ、あれ、バナナのケースだって、またお父さんが買ってきたのよ」と、驚くべき答えが返ってきた。テレビか何かでみて、こんなの誰が買うんだろう、と思っていたものを父親が買っていたとは。
仕事から帰ってきた父親に、「バナナケース、良太がバカにしてるわよ。あんなものどうして買ったの?」と母親が尋ねると、父親は「前から欲しかったから」とあまり理由になっていない答えを述べ、「欲しかったと言うけれど、でもあなたは買ってきてから、これをずっとここに置いたままで、一度も使ったことがないじゃないの」と母親に切り返され、「いや、アングロサクソンは変なことを考えるなと思って」と訳の分からないことを言った。
そのあと父親は、「これ欲しかったら持って帰れ」と、畳み掛けるようにパスタ茹で器を取り出した。それは火を使わずともパスタとお湯を入れておくと普通の茹で時間の1.5倍程度の時間でパスタが茹で上がるという、これも「なんてバカな商品だろう」と僕が思っていたもので、火を使う必要がない、というのがウリみたいだけど、どうせお湯は沸かさなくてはならないし、そもそも鍋にお湯を沸かしてパスタを入れて、それから火を消すのと何が違うのか分からない、と批判していると、「お父さんがいいと思って買ってきたのだから、そんなにケチョンケチョンに言わない」と母親に窘められる。
ご飯を食べてしばらくすると、父親が今度は「あくまでただの娯楽としてだけど」というエクスキューズ付きで、「今これを読んでる」と一冊の登山家が書いた本を鞄から出してきた。その本はちょうどこの間僕が立ち読みをしていた本だったので貸して欲しいと言うと、読んでる途中だけどいい、というので読んでる途中ならいい、と辞退して帰ってきた。
2006年11月16日木曜日
朝11時頃、お腹が空いて仕方ないので昼ごはんを食べようかと考えているとAさんから連絡があり1時にランチの約束をし、空腹を我慢する。
Aさんは物理で学士、建築で学士と修士を持っていてさらに今建築の博士課程で学んでいて、韓国人なのに日本語も英語もぺらぺらという才女なのですが、「最近は建築とかあまり好きじゃない、家でも、計算されたものよりもっと適当なものが好きだ」ということを僕が言うと、「それは最近の建築界の流れでもある。ミニマリズムが長かったけれど、そろそろ終わって次はそういうカオスになる」との返事をくれた。つまり、僕はすっかり時代の流れに飲まれているだけということだ。がっかり。