2014-01-01から1年間の記事一覧

goodbye:掃除機,hello:お掃除ロボ.

子供の頃、部屋にテレビがあって、それにはリモコンが付いていなかった。電源をオン・オフするとき、あるいはチャンネルを変える時、僕は手元に置いてあるグロック18のエアガンでスイッチを射っていた。ものぐさだから、というのは実は理由になっていない…

物語における時間軸方向の振動

僕が子供の頃、「マンガは絵がついているから駄目で、字の本を読むと場面を想像するから想像力がついて良い」という言説がまかり通っていました。 今もその片鱗はあると思いますし、部分的には真実なのかもしれません。 しかし、「字の本を読むと場面を想像…

カーシェアリングとラブホテル

友達の知り合いがラブホテルを経営しているというので、ここ2、3年の売り上げの増減を聞いてみたのですが、友達はそこまでは知らないということでした。 売り上げのことを聞いてみたのは、ひょっとしてカーシェアリングの増加はラブホテルの収益を減少させて…

STAP マンションポエム、広告化社会の果てで

どうやら中日新聞の記事は信憑性が怪しいようです。 間違いかもしれません。 >>>>>>>>> STAP細胞、小保方さんの騒動はとても気になっているのですが、理研が平気でウソをでっち上げて、それを「メディア戦略」と称していることに果てしない絶望感を覚えまし…

西はりま天文台訪問記05;地球人のような宇宙人さんへ

前回、鳴沢真也さんの著書「宇宙人の探し方」について、すこし書きました。「地球人に似た宇宙人を探す」という辺りから、話を再開したいと思います。 前回書いたように、「フェルミ・パラドクスならびに藤下パラドクス」「高度な文明があればたった500万…

西はりま天文台訪問記04;ドレイク方程式

観望会のホストをして頂いたのと、「宇宙人探し」のせいで、僕達の中ではすっかり「西はりま天文台といえば鳴沢さん」というイメージが出来上がりました。 家に帰ってから鳴沢さんのことを検索してみると、本を出されていることが分かり、早速注文します。 …

西はりま天文台訪問記03;宇宙人はいるのか?

観望会の翌朝は雪だった。 ロッジのチェックアウトを済ませた後、ミュージアムショップでも覗いて帰ろうと天文台北館へ行くと、天文台で作成された動画が流れていて、僕達がそれを見た時、画面では昨日の観望会でお世話になった鳴沢さんが"SETI"の話をされて…

西はりま天文台訪問記02;なゆた望遠鏡

M82銀河の中にぼんやりと見える光点は、なんと超新星ということだった。 超新星爆発。 僕が見ているのは、1200万光年の彼方、僕達が住んでいるのとは別の銀河での星の最後だ。 写真でも映像でもない。網膜に届いたその光子は、1200万光年を旅してきた、1200…

西はりま天文台訪問記01;イントロダクション

西はりま天文台へ行ってきました。 西はりま天文台には、口径2メートルの反射式望遠鏡「なゆた」があります。もしかしたら口径2メートルというのは、一桁だし、20メートル!とかいうのとは違ってあまりインパクトがないかも知れません。でも口径2メートルと…

ストレスは”貯まる”のか。

「抑圧が駄目とも限らないんじゃない?」みたいな会話が聞こえてきて、抑圧という言葉について考えました。 僕達が何かを我慢しているとき、それはしばしば「欲求を抑圧」というような表現が用いられます。そこには漢字が指し示す通り、何かをギュ〜と抑えつ…

関曠野さんのこと、仏教のこと

去年の暮れに、仁和寺でベーシック・インカムの講演会がありました。講演者は関曠野さんという方で、僕は関さんのベーシック・インカムに関する講演録を一度見たことがあるけれど、それ以上のことはどういう方なのか何も知らず、まあベーシック・インカムの…

長期休暇と海外旅行では解決しない

人類を仕事の苦しみから開放したい。と僕は結構本気で思っている(労働を否定するものではないです。嫌々なものだけです)。 社会は豊かに、科学は発展して、物もサービスも溢れかえっている。でも、それらのモノやサービスをいくら消費したところで、多大な…

真鍋博さんのイラストと未来

悪魔のいる天国 (新潮文庫)星新一新潮社 真鍋博という名前を聞いたことはなかったが、その絵は何度も目にしていた。彼は星新一の本の表紙を描いていたことで特に有名なイラストレーターということだ。そう、あのイラストだ。小学生の僕は、あのイラストがあ…