spring.

 妹に女の子が産まれ、いとこの結婚式に行って友達の結婚式へ行き、一息つくと友達が妊娠して別の友達に女の子が産まれ別の友達が秋に結婚式をすると言う。おめでたい。そして確実に僕は歳を取りつつある。

 以下の話は別に立て続けに身近なところで女の子が生まれたから、というわけではありません。でも、ちょっとはやっぱり気になる。

 先日T君が「うちの会社の先輩、生まれる子供圧倒的に女の子ばっかりなんだけど、これって環境ホルモンの影響が出てきてるんじゃないか」というようなことを言っていた。彼の部署は研究なのでケミカルも勿論使うだろうし、そういうことが起こってもおかしくないなと思う。
 いつの間にか環境ホルモンの話題は消え去ったけど、別に対策が講じられて問題が解決したわけではなく、単に人々がその話題に飽きて、食器の素材や何かに気を使うのが面倒になっただけだ。1,2ヶ月前にビスフェノールAの影響は当初言われていたよりも強いというレポートが上がっていたけれど、もう食傷した人々は見向きもしない。僕達は長い人類の歴史上ではじめてこんなにたくさんのへんてこな化学物質にまみれて生きていて、それから僕らの生体内で四六時中起こっている生化学反応がいかに複雑なものかを考慮すればへんてこな影響が出てくるのは時間の問題に違いない。その時はそろそろ来たのかもしれない。