とてもはっきりとした景色。

 そういえば、ときどき勘違いされるのですが、僕の作文で具体的な日付やイニシャルで書かれた誰かの名前が出てこないものは基本的に全部フィクションです。

 2008年7月23日水曜日
 Bのイベントがあるので久しぶりにメトロへ行く。さすが2年半東欧に留学していただけあって音源、選曲は圧倒的だった。たぶんこういうイベントは日本で初めてだろうなと思う。毎月でも十分やっていける内容だったし、可能なら全国行脚でもすれば新しいクラブシーンになるかもしれない。

 2008年7月25日金曜日
 御手洗祭に行くついでだかなんだか、名古屋から遥々Mちゃんが大学を訪ねて来てくれる。I君も呼んでOと4人でしばらく研究室で話をしていると夜になっていた。御手洗祭へは一昨年の夏に一度行ったことがあるので少し懐かしい。また素敵なCDを置いていってくれる。

 2008年7月27日日曜日
 修士を終えた後、三重に就職したT君を訪ねる。OとI君、僕の3人で京都を11時前に出ると、T君の住んでいる亀山には新名神を使ってあっさり12時前に着いた。T君、Yちゃんと合流して、評判の鰻を食べさせる店へ行くもすでにお昼の分は売り切れた様子だったので、道の駅へ行き昼食をとる。売られている野菜の中にメロン瓜ともう一つ名前を忘れたけれど瓜があって、「今食べたいのですが」と販売員のおばさんに言うと快くカットして下さる。ただしそういう場所ではないのでお皿なんかもなくてわざわざお弁当屋さんから容器などを貰ってくださる。そのあと僕達が昼食を食べているときれいに皮を向いてカットした瓜を持って来てくださり、5人でおいしく食べる。
 昼食の後、夜のバーベキューで焼こうと道の駅に売られている野菜をいくらか買い、次に青山高原という風力発電をしている高原へ行く。車を走らせていると山の上に巨大な風車が並んでいるのか見えてくる。山を登り近くに行くと大きな白い風車が何基も並んで回転している様にうれしくなり、立ち入り禁止場所だったけれど入って写真を撮る。それからちゃんとした展望台のようなところへ行く。
 次にスーパーマーケットへ行って食べ物や飲み物を買った後、海岸へ向かう。夕方で人の少ない海岸で泳ぐ人は泳いで、それからバーベキューをしたり、偶然遠くに見えた花火大会を見たり、ワインを飲んだり。昼間の強い日差しの去った砂浜はとても心地良くて、そういえばどうして海水浴というのは夕方がメインではないのだろうと思う。
 遅くまで営業していた海の家が灯りを落とし、本当に真っ暗になった海岸で片付けをして、それから僕達は京都へ帰った。