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 河合隼雄さんが亡くなりました。僕は彼の本をほとんど読んだこともないし、たぶんまともに読んだのは村上春樹さんとの対話だけだと思うのですが、携帯電話の画面にニュースが出たときは軽いショックを受けた。本を読まなくても、河合隼雄
さんというのは誰もが読書の過程で遭遇する名前で、時代の何かを象徴する名前でもあった。だから、僕は何かが終わって何かが始まったのだという感じを禁じ得ない。

 赤木農相のガーゼの記事はみっともなくて読んでられない。
 人の怪我のことなんてあれこれ詮索するものではない。ワイドショーの芸能ニュースと普通のニュースを混同しすぎてるんじゃないだろうか。普通の記事にすることじゃない。
 赤木さんは「無愛想な対応を反省している」とのことですが、これに関しては全く反省することじゃないし、とりあえず反省したり謝ったりするのは本当に良くないと思う。

 麻生外相は「アルツハイマーでも分かる」と言ったそうです。それはもちろん失礼な話だ。
 だけど、ガーゼとか失言とか、そんなのばっかりが記事になって、誰が本当に政治のことなんて考えているんだろう。こんなのしか知らない人民に向かって「選挙に行こう」なんて呼びかけないで欲しい。


2007年7月18日水曜日
 学校と少しの作業。食堂で太刀魚を食べていると白い石のようなものが出てきて吃驚する。奇形だと思って食べるのをやめる。げんなりする。多分骨が変形したカルシウムの塊じゃないだろうか。後で調べてみると、ときどきこういうことがあって、原因は分かっていないけれど心配は要らない、と書かれてあった。原因が分からないのに心配は要らないというのはどういうことだろうか。

2007年7月19日木曜日
 昼にYちゃんとランチをして、そのあと京都駅でやっている三好和義さんの写真展へ行く。油絵用のキャンバスにインクジェットで出力したものとモニターの展示。普通のプリントの方がいいなと少し思う。だけど、文句なしにきれいだ。南の国に住みたいと強く思う。
 そのあとなんとなく京都タワーに登ったりしてからYちゃんと別れて、帰り道御池を自転車で走っていると職場の人たちと夕食に行くAにばったりあって、ご飯のあとに会うことにして、僕はコチが開いていなかったので久々にハーハアパートメントへ行ってチャイを飲みながらネットなしには理解できない論文を読んで彼女達が食事を終えるのを待ち、「終わったよ」という電話のあと500円玉でシンプルに支払いをしてAに会いに行く。