ベーシック・インカム

真鍋博さんのイラストと未来

悪魔のいる天国 (新潮文庫)星新一新潮社 真鍋博という名前を聞いたことはなかったが、その絵は何度も目にしていた。彼は星新一の本の表紙を描いていたことで特に有名なイラストレーターということだ。そう、あのイラストだ。小学生の僕は、あのイラストがあ…

ベーシック・インカム/社会的責任/伝統工芸

ベーシック・インカムの批判に「社会的な責任からの逃避」ではないかというものがあります。 労働というのは社会的な責任を果たすことでもあるので、労働をしないというのは社会的な責任を果たさないということだ、というわけです。 これは耳触りの良い、も…

働かなくてもいい、というデータ。ベーシック・インカムについて再び

小学生の時、学校に作業所で働く障害者の人達がやって来て、体育館で交流会みたいなものが開かれた。彼らが普段どのようなものを作っているのかとか、作業の様子などを僕達は見せてもらった。 ある場面で、僕はものすごい衝撃を受けた。 その女の子はほとん…

書評:『ベーシック・インカム入門』山森亮、その2

ベーシック・インカム入門 (光文社新書)山森亮光文社 すっかりベーシック・インカムのブログになっていますが、前回の記事では書き足りないので、引き続き山森先生の『ベーシック・インカム入門』について書きます。 ベーシック・インカムとは何か、あるいは…

書評:『ベーシック・インカム入門』山森亮

ベーシック・インカム入門 (光文社新書)山森亮光文社 ここのところしきりにベーシック・インカムと言っていますが、やっと山森亮さんの『ベーシック・インカム入門』を読みました。 そして、ついに帰って来れなくなってしまいました。 帰って来れないという…

書評:『働かざるもの、飢えるべからず。』小飼弾

働かざるもの、飢えるべからず。 だれのものでもない社会で、だれもが自由に生きる――社会システム2.0 (サンガ新書)小飼弾サンガ 前々回、岡田斗司夫さんと小飼弾さんとの対談『未来改造のススメ』を紹介しました。 基本的にはベーシック・インカムの本として…

書評:『未来改造のススメ』岡田斗司夫・小飼弾

未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論岡田斗司夫・小飼弾アスペクト 時代の変化みたいなものをここ数年ヒシヒシと感じていて、特にKickstarterの存在をはじめて知った時には「ヤラれた!」というような感覚と共に自分の視界が変化しました。 なんか爽快…