movie.

「夏」について抱く言葉にできっこない感覚を、僕は今まで何人の人と共有できたのだろう。

 夏になると思い出す映画がいくつかあって、その中で今特にパッと浮かんだ2つの予告編をyoutubeから引っ張ってきました。
 二つとも学校にたて突くストーリーですね。僕は、友達や同級生がいる、という点を除いて学校の大抵の部分が嫌いだったのでそれも仕方がないのかもしれない。それともこういう物語が好きだから学校をあまり好きではなかったのか、どちらだろう。

 「ぼくらの七日間戦争」は小学生のときにビデオに録画して本当に100回くらい見て台詞を全部覚えてしまった映画です。今見ると随分子供じみた映画だし、なにより21年前に作られたものなので矢鱈滅多古めかしい。僕はこのとき仲良しグループで所謂少年探偵団を結成していて、そのメンバーで良く僕達もエスケープしたいと話をしていた。この映画には2があるのですが、期待満々で見に行くと子供心にすらバカらしい映画で、がっかりして帰って来たのを覚えています。
 もちろん、七日間戦争を皮切りに、僕はそれから中学3年間くらい「ぼくらシリーズ」「2年A組探偵局シリーズ」を筆頭とする宗田理さんの本を読み漁っていました。間違いなく多大な影響を受けていると思います。

 「69」は大人になってから作られた大人になってから見た映画。映画館で見てそれからツタヤで一度借りて、友達からも一度借りた。学生運動華々しい1969年に自分の高校をバリケード封鎖するという村上龍の自伝的要素のある物語。原作はもともと好きだったし、英語の翻訳もあるので日本語と英語の両方で読みました。村上龍自身が「書くのが楽しかった小説で、こんなに楽しく小説を書くことはもうないだろう」というようなことをあとがきに書いていたと思います。実際に随分楽しい小説で、村上龍のなんかシビアでドロドロしたところが苦手だという人も比較的楽しく読めると思う。

 と書いていて思い出しましたが、そういえば「ぼくらの七日間戦争」も原作では学生運動のことに触れていました。映画が作られた88年、原作がその数年前に書かれたとして、主人公である中学生の親世代は60年安保の世代で、その影響を受けて自衛隊の基地跡を「解放区」に仕立て上げる、という感じだったと思います。というわけで最後に69年東大安田講堂攻防戦の映像を。








広告を非表示にする