on the loof.

 スヌーピーの絵が付いたピーナッツクリームが欲しくなったけれど我慢した。代わりに練りゴマなんてファンシーさの欠片もないものを買う。久しぶりに食パンを買ったのです。食パンにピーナッツクリームをつけて食べたいなと思ったのです。しかし、僕は今健康週間なので、へんな加工食品は食べるわけにいきません。そこで、練りゴマと砂糖で作ったゴマペーストをベタベタ塗って食べました。

 別に味の観点からすれば、どうしてもピーナッツクリームが良かったわけでもないし、へんてこなゴマペーストでも十分だけれど、容器が悲しいほどに無愛想なのでやっぱりあまり食べる気にならない。どうしてピーナッツクリームみたいに、練りゴマにもスヌーピーをつけたりしないのだろう。スヌーピーじゃなくとも、スキッピーの容器くらいのファンシーさはあってもいいのではないかと思う。

 容器。
 僕はパッケージデザイナーの父親の影響か、商品の中身よりも見た目で購入を決めてしまう傾向がある。本当を言えば、スキッピーなんてあまり好きじゃなかったけれど、容器がなんとなく好きだったので一時期ずっとスキッピーを買っていた。シリアルも、本当はレーズンやドライフルーツの入ったものが好きだけれど、楽しげな絵だったのでシスコーンを買っていた。マヨネーズも使い難いけれど瓶入りマヨネーズを買って、うんざりしながら使っていた。

 何かのエッセイで中島らもが、香水の瓶にはデザイン料や製造を含め随分なコストが掛かっている。だから、香水を買うというのは半分「香水の瓶」を買っているようなものだ。かといって、醤油の空になった容器に香水を入れて半額で売っていたとしても、そんなものを買う人がいるのだろうか、というようなことを書いていた。
 僕達はものを買うときに正確には物を買っているわけではない。

 話は変わりますが、僕はときどき夜の大文字山に登っています。丁度、大の字のところからは京都の夜景がとてもよく見える。それで、先日も久しぶりに登ったのですが、あまり蛇に注意していなかったので反省しています。

 本州には2種類の毒蛇がいます。マムシとヤマカガシです。マムシの方は知らない人もいないくらいに有名ですが、ヤマカガシの方は毒が入ることの少ない所為で1970年ごろまで毒蛇と認識されていませんでした。でも、どちらかというとヤマカガシの方が恐ろしげな毒を持っています。腫れるだとか痺れるではなく、血小板が破壊されて全身に内出血を起こす。勿論、内臓も最悪の場合は脳も。

 幸いにもヤマカガシに遭遇して噛まれて、さらに毒が入る可能性はとても低い。でも、噛まれた場合の重篤な症状を考えればリスク管理はきちんとしておく必要がある。

 有名なマムシも、もちろん危険で日本で年間3000人くらいが噛まれて、10人くらいは死者を出している。
マムシの行動域に行く、あるいは住んでいる人口を分母にするべきだから、山へ遊びに行く人間にとっては結構な高確率だ。



2007年6月1日金曜日

 朝一番で学校へ。英語TA。N先生の講義で映画を見ながらお茶を飲む。
 夜8時からみんなでまた大文字に登る。きれいな夜景と手軽な高さが、日常と非日常の境界といったポジション。
 その後Tと中華を食べてメトロへ行く。何をしている人か、と尋ねると「アーティストだ」という返答をする人に久しぶりに会った。


2007年6月2日土曜日

 大抵何か布が必要になると当てにしている布屋さんへI君と出掛ける。
 ナイロンの布を25メートル買う。店の人がてきぱきと領収書を切ってくれそうになったので、何の団体でもないので、と断る。
 大学へ戻って打ち合わせ。


2007年6月3日日曜日

 先日、Tの教えてくれたお店でラーメンを食べたとき、それに入っていた八角がとても印象的だったので、近所の生協で八角を買いそうになる。でも、もっと良さそうなのを売っている店を知っているのでそこで買うことにする。
 そういえば一昨日くらいにクミンを買った。ある中華料理店で出てくる牛肉クミン炒めがとても好きだからだ。
 異常に中華料理が食べたくなることがあるけれど、気にいっていた店に最近は限界を感じるので自分で中華料理くらいは作れるようになろうと思う。日本風じゃないのを。Tの言を借りれば大陸の味。