香港からハワイ。

 今日はバーベキューだとかドライブだとかの予定がなくなって、代わりに友達の水道と自転車とバングルを修理してあげた。ゆっくりとした一日だった。人の物よりも僕は早く自分のバイクを修理すべきなのだけど、昨日自転車を買ったのでのん気にしています。京都には自転車がぴったりなのだ、という言葉は本当だし、当面はバイクがなくても困らない。

 部品や何かを買いに川端のニックに行く途中、出町柳の橋の上で知っている女の子を見た。彼女は僕の昔の彼女の友達で、長い間付き合っていた彼氏と別れた、という話は聞いていたけれど、その別れた彼のことも僕は知っていたので、全然知らない男と楽しそうに鴨川を眺めている彼女をみて奇妙な気分になった。

 時の経過と、それに伴う物事の変化は恐ろしい破壊力を持っている。
 僕たちは色々なものを得る代わりに、色々なものを失い続ける。 

 実際、彼らはとてもよくできた、似合いのカップルだったのだ。