ポメラ pomera DM20
しばらく前にポメラDM20を買いました。
ポメラというのは文章作成機能だけを持ったガジェットで、折り畳み式のキーボードに小さなモノクロの液晶が付いたものです。昔のワープロをご存知の方は、あれが少し大き目の手帳くらいになって、インクリボンを使っての印字機能等がなくなったものを想像して頂ければ良いかと思う。
ネットブックもある昨今、こんな作文しかできない道具が売れるとはあまり考えられていなかったようですが、予想に反して売れ、今ではモデルも3種類出ています。とは言っても世間一般に存在が浸透したガジェットでもないのか、電車なんかで開いて使っていると「なんて小さいPCだ!!!」といような好奇の目で見られる。
ポメラを買ってからいくらか時間が過ぎたので、今日はこの道具についていくつか感想を書こうと思います。
総論としては、僕はこのガジェットがとても気に入っています。毎日鞄に入っているし、毎日使っている。これまで、ある文章を思いついたとして、そのキーワードだけをiphoneに書き留めたりして、それでも頭の中が止まらなくて、流れていく思考を眺めながら「これを今書いておくことができればなあ」と思っていることが時々あったのですが、それからはほぼ解消されました。今もこの文章をポメラで書いています。
では、良い所と悪い所をそれぞれ。
まずは良い方から。
液晶の画面ですが、モノクロでも十分に見やすいです。文字も大きさが7段階選べて、F6キーを押せばサクサク変わります。書くときは大きめにしておいて、全体の構成をざっとみたいときに小さくしたり、結構自由に変えることができます。
それから液晶のレスポンスとコントラストも十分です。これはレビューを読んでDM20を選んだ一つのポイントでもあるのですが、画面に関しては小さいもののストレスはなく使えます。
そして、この光輝的ではない画面はとても目に優しいです。PCの液晶モニターで作業しているときに比べてぐんと目が楽だ。
さらにこのモノクロ液晶にはまだメリットがあって、それは消費電力がとても小さいこと。お陰でポメラはアルカリ単4電池2本で20時間くらい、同サイズのeneloopで15時間くらい駆動します。これだけ電池が持つのであれば、バッテリーを気にする必要は全くなく、使っていない間でも電源を入れっぱなしにして気にならない。まるで紙のノートを開いている気分です。僕はアマゾンでなんと驚愕の73%オフだったeneloopを入れて使っています。この電池は継ぎ足し充電ができるので、たまに充電してやればまずバッテリーで悩まされることはない。もしも切れてしまったらコンビニで電池を買えばさらに20時間使えるし、どうしても心配ならアルカリ電池を鞄に入れて置いてもいいかもしれません。
キーボードは慣れるまで30分くらい掛かりました。一旦慣れてしまえばこれもブラインドタッチで普通に使えます。
折り畳み式のモバイルでここまで使えれば文句はありません。
それから、起動とシャットダウンについては早くて嬉しいです。電源入れて2秒で書けるというのは誇大広告ではありませんでした。さっとキーボードを開いて電源入れてさっと書けるのは本当に嬉しい。
電源を切るときもキーボードを畳めば自動的に電源が落ちます。電車で目的の駅に着いたらさっと畳んで鞄に入れることができる。もちろん次に開いたときには前回の画面がそのまま出てくるので続きをすぐに書くことができます。
あとQRコードの生成機能ですが、これもDM20を選んだ理由の一つで、僕はiphoneと連携して使っているので必要な機能でした。実はアパートにインターネットを引いておらず、ネットは研究室かiphoneという状態なのですが、僕の場合はポメラがあることで部屋にネットがなくても十分になりました。長いメールもブログもポメラで書いてQRコードを使ってiphoneに送ってネットに持ち込んでいます。連続QRコードの読み取りもスムースなのでここもストレスなく使うことができます。
さて、それでは良くない点ですが、これはもう圧倒的に残念なところが一つあって、変換が弱すぎます。中学生レベルの漢字しか出て来ません。変換ではかなりのストレスを感じています。仕方なく平仮名のままにしたりして、まるで自分の書く文章ではないように見えることすらあります。
他に、特にDM20の場合ですが、外装デザインが終わっています。これは失礼な言い方だし、向こうには向こうの事情があったのだろうけれど、どうしてこんな変なデザインになったのか全く理解できません。着せかえパネルのようなものも売られているのですが、そんなに欲しいというほどの物でもなく、さらに高々プラスチックの板が3000円くらいとかなり足下を見た値段設定なので、僕は買わないで自作しました。そこまでこだわりがあるわけではないのですが、恥ずかしすぎてモバイルなのに人前で使えないくらいのデザインだったので仕方ありません。
もう一つ、些細な欠点ですが、ファイルの管理がやりにくいです。
ホーム、あるいはデスクトップに当たる画面がないので、たとえば開いているファイルを移動したいとき、そのファイルを閉じる必要があるのに、単にファイルを閉じるということができません。閉じるのではなく、代わりに他のファイルを開く必要があってこれは結構な手間です。ホーム画面も用意されていると嬉しいなと思います。
と、以上pomera DM20の簡単なレビューでした。
ポメラというのは文章作成機能だけを持ったガジェットで、折り畳み式のキーボードに小さなモノクロの液晶が付いたものです。昔のワープロをご存知の方は、あれが少し大き目の手帳くらいになって、インクリボンを使っての印字機能等がなくなったものを想像して頂ければ良いかと思う。
ネットブックもある昨今、こんな作文しかできない道具が売れるとはあまり考えられていなかったようですが、予想に反して売れ、今ではモデルも3種類出ています。とは言っても世間一般に存在が浸透したガジェットでもないのか、電車なんかで開いて使っていると「なんて小さいPCだ!!!」といような好奇の目で見られる。
ポメラを買ってからいくらか時間が過ぎたので、今日はこの道具についていくつか感想を書こうと思います。
総論としては、僕はこのガジェットがとても気に入っています。毎日鞄に入っているし、毎日使っている。これまで、ある文章を思いついたとして、そのキーワードだけをiphoneに書き留めたりして、それでも頭の中が止まらなくて、流れていく思考を眺めながら「これを今書いておくことができればなあ」と思っていることが時々あったのですが、それからはほぼ解消されました。今もこの文章をポメラで書いています。
では、良い所と悪い所をそれぞれ。
まずは良い方から。
液晶の画面ですが、モノクロでも十分に見やすいです。文字も大きさが7段階選べて、F6キーを押せばサクサク変わります。書くときは大きめにしておいて、全体の構成をざっとみたいときに小さくしたり、結構自由に変えることができます。
それから液晶のレスポンスとコントラストも十分です。これはレビューを読んでDM20を選んだ一つのポイントでもあるのですが、画面に関しては小さいもののストレスはなく使えます。
そして、この光輝的ではない画面はとても目に優しいです。PCの液晶モニターで作業しているときに比べてぐんと目が楽だ。
さらにこのモノクロ液晶にはまだメリットがあって、それは消費電力がとても小さいこと。お陰でポメラはアルカリ単4電池2本で20時間くらい、同サイズのeneloopで15時間くらい駆動します。これだけ電池が持つのであれば、バッテリーを気にする必要は全くなく、使っていない間でも電源を入れっぱなしにして気にならない。まるで紙のノートを開いている気分です。僕はアマゾンでなんと驚愕の73%オフだったeneloopを入れて使っています。この電池は継ぎ足し充電ができるので、たまに充電してやればまずバッテリーで悩まされることはない。もしも切れてしまったらコンビニで電池を買えばさらに20時間使えるし、どうしても心配ならアルカリ電池を鞄に入れて置いてもいいかもしれません。
キーボードは慣れるまで30分くらい掛かりました。一旦慣れてしまえばこれもブラインドタッチで普通に使えます。
折り畳み式のモバイルでここまで使えれば文句はありません。
それから、起動とシャットダウンについては早くて嬉しいです。電源入れて2秒で書けるというのは誇大広告ではありませんでした。さっとキーボードを開いて電源入れてさっと書けるのは本当に嬉しい。
電源を切るときもキーボードを畳めば自動的に電源が落ちます。電車で目的の駅に着いたらさっと畳んで鞄に入れることができる。もちろん次に開いたときには前回の画面がそのまま出てくるので続きをすぐに書くことができます。
あとQRコードの生成機能ですが、これもDM20を選んだ理由の一つで、僕はiphoneと連携して使っているので必要な機能でした。実はアパートにインターネットを引いておらず、ネットは研究室かiphoneという状態なのですが、僕の場合はポメラがあることで部屋にネットがなくても十分になりました。長いメールもブログもポメラで書いてQRコードを使ってiphoneに送ってネットに持ち込んでいます。連続QRコードの読み取りもスムースなのでここもストレスなく使うことができます。
さて、それでは良くない点ですが、これはもう圧倒的に残念なところが一つあって、変換が弱すぎます。中学生レベルの漢字しか出て来ません。変換ではかなりのストレスを感じています。仕方なく平仮名のままにしたりして、まるで自分の書く文章ではないように見えることすらあります。
他に、特にDM20の場合ですが、外装デザインが終わっています。これは失礼な言い方だし、向こうには向こうの事情があったのだろうけれど、どうしてこんな変なデザインになったのか全く理解できません。着せかえパネルのようなものも売られているのですが、そんなに欲しいというほどの物でもなく、さらに高々プラスチックの板が3000円くらいとかなり足下を見た値段設定なので、僕は買わないで自作しました。そこまでこだわりがあるわけではないのですが、恥ずかしすぎてモバイルなのに人前で使えないくらいのデザインだったので仕方ありません。
もう一つ、些細な欠点ですが、ファイルの管理がやりにくいです。
ホーム、あるいはデスクトップに当たる画面がないので、たとえば開いているファイルを移動したいとき、そのファイルを閉じる必要があるのに、単にファイルを閉じるということができません。閉じるのではなく、代わりに他のファイルを開く必要があってこれは結構な手間です。ホーム画面も用意されていると嬉しいなと思います。
と、以上pomera DM20の簡単なレビューでした。
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