共感覚。

 amazonで本を見ていたら、たまたま共感覚についての本が出てきて、驚くような記述があったので少しだけ共感覚について考え直しました。共感覚というのは音に味が付いていたり、文字に色が付いている、という風に、ある知覚が他の知覚と共に起こるような状態のことです。僕はそのような感覚を持ち合わせていないので、実際にどのような感じなのかは想像しかできません。例えば物理学会のスーパースター、リチャード・ファインマンは自著の中で、数式を見ているとそれぞれの文字に違う色が付いていて、そのカラフルな文字があちこち動いて行く、というようなことを書いています。それが一般的なことではないのを理解しているのか、学生達にはどう見えているのだろうというようなことも書いていたと思う。具体的な割合は知りませんが、文字に色が付いて見えるという共感覚の持ち主は、あらゆる種類の共感覚の中で一番多数を占めるということです。

 これら共感覚について、僕は単に脳のエラーだと考えていたのですが、実はもっと深いものなのではないかと思うようになりました。
 その理由の一つが「対女性共感覚」というものの存在です。科学的に存在が確認されているのかどうか知りませんが。この共感覚は驚くことに女性の排卵や月経が見るだけで分かるというものです。僕は少しこの対女性共感覚の持ち主が書かれたブログを読んで見たのですが、色々と驚かされました。ブログはここにあります-> http://ij-art-music.sblo.jp/

 もう一つ、「ミラータッチ共感覚」という共感覚もあって、これは何かに触っている第三者などを見ると、その人が触れている感覚などを感じることができるというものです。この辺りの現象が、できすぎたイマジネーションや脳機能に還元されるのではない何かだとしたらとても面白いなと思う。