潜水艦を見つけたら。

 30歳前後というのはそういう年齢なのか、最近自分のルーツになっている、すっかり忘れていた大昔のことを思い出すことが増えました。それで、今日もまた一つあることを思い出しました。
 話の流れとしては、最初、先日オークションで購入した耳当てのことを書こうとしたのですが、耳当てを買うのは初めてのことで、年々寒さに弱くなるな、そういえば子供の時は寒さを全然気にしなかったような気がする、子供の頃ってマフラーもしなかったし、あっ、そういえば小学5年だか6年だかのとき僕の探偵団とクラスの女子の探偵団で一緒にクリスマス会をして、そのとき帰りに一人だけ待たされて、何かと思ったら生まれて初めて手編みのマフラー貰ったけれど、全然使わなかったから心苦しかったな、にしても僕らの探偵団って結局男子と女子との小競り合いみたいなものでしかなかったかもしれない、秘密にすべき通信なんてないのに暗号で手紙書いて、でも暗号考えるのって楽しかった、数字のやつとか文字を記号化したのとか子供なりに色々考えてたっけ、一個だけマリン組の真似だったけれど、あっ、マリン組ってそういや僕すごい大好きだったじゃん。
 という風にマリン組のことを思い出したのです。
 ネットで検索してみると「マリン組」ではなくて「魔隣組」でした。「じゃあまん探偵団 魔隣組」というのがフルネームです。さらに、その前に放送されていたシリーズ「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」の記述もネットにはあって、どちらかというと僕が良く見ていたのはこの「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」の方だったことが分かりました。

 このハード組は少年少女の心を鷲掴みにしていたに違いありません。
 すごいです。
 簡単なストーリーの紹介と、全50話のうち最初から11話のタイトルリストをウィキペディアから引用すると

 竹早小学校の5年3組の仲良し5人組、ヒロシ、ヤスコ、サトル、タケオ、ススムは、自分達が考えた「怪人魔天郎」が実際に現れた事に驚く。魔天郎から挑戦を仕掛けられたのを機に探偵団「覇悪怒組」を結成する。やがて新任の落合先生が魔天郎と変な所で共通点があることに気づくのだが、真偽を確かめる事が出来ない。覇悪怒組は果たして魔天郎を捕まえられるのか? そして魔天郎の正体とは……?

 1、怪人魔天郎現わる!
 2、ぼくらの秘密基地
 3、恐怖の地底探検
 4、謎の怪物屋敷
 5、空を飛ぶ怪人
 6、透明人間
 7、ボクのパパは魔天郎
 8、タコと魔天郎
 9、宿敵! 辛切警部現わる
 10、黄金の万手観音
 11、タイムマシーンの秘密

 これは子供のときの僕には抗えない物語だったと思います。
 ついでに魔隣組の方もストーリーを引用すると、
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 江南小学校の5年生の仲良し5人組が、ドイツの潜水艦Uボートを発見し、そこを拠点にじゃあまん探偵団「魔隣組」を結成する。魔隣組は世紀の大怪盗ジゴマを倒す為に、ジゴマ探知機(ジゴマが近づくと反応する)などの様々な秘密兵器を使いジゴマを追いかける。

大怪盗ジゴマとは、白と黒のコスチュームに身を包んだ大泥棒。出自・出生・性別その他全てが謎に包まれている。正々堂々とした華麗な盗みを信条とし、卑怯な行いを嫌う。そのため悪辣な犯罪者と戦ったり、傷を負うのを承知で魔隣組を助けた事もある。

リーダーのタカシの叔父である推理作家、斜六郎(通称シャーロックおじさん)も魔隣組に協力をする事がある。劇中でジゴマの正体はシャーロックおじさんではないか? と言う指摘が劇中では何度かなされているが、明確な答えは出さずに視聴者の想像に任せる形で物語は完結している。
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 しかもなんと魔隣組のエピソードの中には特別編で「魔隣組VS覇悪怒組」というのがあったようです。僕は見たのかどうか全然記憶にないですけれど。

 僕が子供の頃に探偵団を作って遊んでいたのは、マガーク少年探偵団とか江戸川乱歩の影響だと思っていたけれど、実はこんなそのままのテレビシリーズだってあったようです。