崖の上のポニョ。

2008年10月22日水曜日;

 やっと「崖の上のポニョ」を見てきました。僕の周りではこの映画の評判はあまり良くなくて、ポニョはかわいいけれどストーリーがちょっと、みたいな感じの意見ばかりだった。でも実際に見てみるとすごくいい映画でした。ここのところ見た映画の中で一番良かった。表現もストーリーも渾然一体として突き抜けていました。もしもこの映画があまりにも子供じみて見えたという人がいれば、それは宮崎監督の年齢を鑑みていないからだと思います。この映画の背後には老いと死が色濃く読める(老人ホームと幼稚園が並んで建っているのがその一つの象徴だ)。それから希望とか次の世代への愛情みたいなものも。なんといっても恥ずかしいくらいにキラキラした映画だったので、素直に良かったって言うのは確かに照れくさいけれど、でもいい映画でした。なんかすごかったです。とても良く分かった気がする。