hello and.

 フライヤーが上がったらまたアップしますが、7月23日に友達がロシアンポップとジプシー音楽のイベントをメトロでするので、よければいらしてください。
 それで昨日友達にDJとVJのさわりを教えたりしていたのですが、ひさしぶりに機材を触ったので色々なことを僕もすっかり忘れていました。使い方だけではなく、音の感覚みたいなものもです。近頃、音楽なんて別になくてもいいし、掛けるなら掛けるでなんでも別にいい、と思っていたのですが、奇しくも昨日名古屋のMちゃんからとんでもなく素晴らしいCDが送られてきたこともあって、たまにはちゃんと選択して音楽を聴くのもやっぱり悪くないなと思いました。

 すこし前に、どこで何をするかは僕にとってあまり重要なことではない、ということを書きましたが、それはやっぱり音楽に関しても同じです。部屋にターンテーブルがあったり、ギターやシンセサイザーが置いてあると、「音楽が好きなのか?」という質問をされるけれど、それに対して僕は「べつに好きではない」と答えざるを得ない。だけどもちろん嫌いじゃないし、楽しいと思ってそういうもので遊んでいます。ただ、これは「好き」ということとは違うと思うのです。これを取り立てて「好き」だと表現するなら、僕は同程度にチョコレートも好きだし、寝るのも好きだし、自転車に乗るのも好きだし、お風呂上りに冷たい飲み物を飲むのも好きだし、中華料理も好きだし、丁寧に歯磨きをするのも好きだし、良く乾いた洗濯物を取り込むのも好きだし、ということになります。誰かのことが好きだ、という以外の場面で用いる「好き」というのは僕にとってその程度の意味でしかない、つまり、コーラよりもジンジャーエールの方が好きだくらいの軽い意味だ、ということを理解してくれている人に対しては、僕は「サッカーが好きだ」とかなんとか自由に言えるけれど、あまり良く知らない人に「サッカーが好きだ」と言うと、なんというか全く間違った意味のことが伝わってしまいそうで、なかなかそういうことは言えません。

 昔、ある友人が自己紹介というのは非常に困りものだ、ということを言っていたけれど、それはとてもよく理解できる。自己紹介なんでどうとでも言えるし、どうとでも言えるという事は何を言ってもあまり意味がないということだからです。名前とか年齢とか住んでる所とか、そういった事実までは言えるけれど、そのあとに好きなことだとか趣味だとか、そんなのは僕にはないし、もちろんそういった欄があるからには何か適当なことを言うけれど、あくまで話のきっかけとなる何かを書くだけで、僕自身にはあまり関係がない。