sunscreen.

 日焼け止めにも色々あるのだなということを最近知りました。

 僕は強い日光に曝されても小麦色の肌に日焼けしたりはしなくて、真っ赤になってヒリヒリするだけのタイプなので、夏はときどき日焼け止めを使います。昔一度そんなに気にしなくても大丈夫だろうと、海へ行ったときに日焼け止めを塗らなかったことがあるのですが、全身火傷状態で10日間くらい外に出れなかった。体中が痛くて熱くて、水風呂に入ってみたりしていたのですが、どうにもこうにも本当に辛い体験だったので、以来ずいぶんと日光には気を使っています。

 ドラッグストアへ日焼け止めを買いに行くと、「紫外線吸収剤不使用」という文句を付けた商品がたくさんあるので、「なるほど紫外線吸収剤というのはきっと悪い物なのだろう」と思い、不使用のものを買ったのですが、「吸収剤」の入っていないものは酸化チタン酸化亜鉛といった「散乱材」が入っていて、それはそれで肌を乾燥させる、ということです。確かに日焼け止めを塗るとなんだかカサカサするなと思っていたら、そういうことだったのか。カサカサするのも困るので、どっちも入っていないSPFの低いものを使おうと思う。

 しかし、時代というのは変わるものですね。
 僕が子供の頃は日焼け止めというよりも、サンオイルを塗ってビーチでとことん肌を焼く、みたいなのが主流だったように思います。夏休み明けには、どれだけ黒くなったかがステータスだったし、日焼けしにくい僕は毎日外で遊んでいたにも関わらず、家で勉強ばかりしてたんだろう、と言われる始末でした。さらに妹は真っ黒に日焼けしていたので、それを比較して祖父に「お前ももっと外で遊べ」と良く言われた。別にいいんだけど、間違った判断材料で結論を下す相手に、それを覆す証拠を提示できずイライラするというのはあまりしたくない体験だなと思う。