Teddy dives gracefully into a pool.

 土曜日、友達のファッションショーがあって、久しぶりにクラブへ行った。近頃「夜中」と「タバコ臭い」という組み合わせが本当に疎ましく思われて、全然クラブには行かなくなって、自分がどうしてあんなところに毎週のように通っていたのか分からない、という状況だったので、実は最初にデザイナーのHが誘ってくれたときも、その次にSちゃんが誘ってくれたときも行くことは断っていた。もともと土曜日には不確定な予定があったので、夜中で煙たいから、というだけの理由ではないけれど、でも夜中で煙たいのが嫌だというのは僕の中ではかなりの忌諱事項になっていた。土曜日の昼になって、その不確定な予定もどうやらなさそうだということが分かった頃にモデルのKからも誘われて、この3人に誘われて煙たいのが嫌だから行かないというのはなんとも忍びない話だな、と漸く僕は重い腰を上げた。

 そうして出掛けてみれば、やっぱり別にタバコの匂いくらいなんでもないわけです。Hのショーは想像していたよりずっとずっと良かったし、Kと会うのはとても久しぶりだったので、とてもノーマルな意味合いで文句無く出かけて良かったなと思うのですが、さらに個人的な事情に基づいたことを言うと、やっぱりタバコくらいなんでもない、というのが認識されただけでも良いことだった。
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 テレビのニュースで「不祥事」みたいなのが流れるたびに、当の本人は「覚えていない、記憶に無い」というけれど、時の責任者が「覚えていない」というのはそれ自体を犯罪として取り締まってもいいのではないだろうかと思います。記憶に無いと言った時点で即有罪となるような法律にすれば、覚えていないという言い訳は通用しなくなる。あの無能を演出する、名誉と引き換えの手法に吐き気を覚える人も沢山いるのではないだろうか。

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 以前にSさんのところで沖縄料理会をしたとき、偶然読みたいと思っていた中沢新一さんの「アースダイバー」があったので借りて、それから部屋にはジャグリングボールが置いてあったのでSさんがジャグリングもできるということが分かった。
 それで、僕は帰ってからアースダイバーを読み、ジャグリングの練習をしてみたら、本は面白いしジャグリングもできるようになりました。まさか自分がジャグリングなんてするようになるとは思っていませんでしたが、自分がどういう風になっていくのかなんて本当に分からないものだなと思います。