rabbit.

 そういえば、ネオアコという音楽のジャンルは、今でこそ言葉が独り歩きしてなんとなくおしゃれなギターポップみたいなイメージになっているけれど、もとをたどればネオアコというのはポストパンクとして現れたものだし、黎明期のオレンジジュース、フリッパーズギターがライナーを書いた名盤「you can't hide your love forever」なんかを聞けばそれは「かわいらしい」感じから結構遠いことが良く分かる。パンクロックの残り香というかなんというか男らしい。

 それで「you can't hide your lone forever」にはフリッパーズの1stアルバムのタイトルになった"three cheers for our side"という曲も入っていれば、"A thousand violins will play it for you"なんて歌詞の出てくる"consolation prize"という曲も入っている。「1000のバイオリン」なんて言われると、僕は当然のようにブルーハーツを連想しないではいられない。これはそういう位置にあるアルバムなんですね。

 多分僕のことを知っている人は想像できないと思うし、それから自分でもこんなのは本当に恥ずかしい昔話だけど、僕はその昔木屋町だとかでアコースティックギターブルーハーツを歌ったりするような子供でした。高校生のときはブルーハーツはもちろんのことsex pistolsとかcrashとかを聞いて「デストロイだ。僕はパンクロックが好きだ」と思っているような子供でした。

 そういう時代から、今の音楽の好みへ至るには随分なギャップがあるように思っていたのですが、オレンジジュースなんかを聞いてじっくり考えてみれば、やっぱりパンクロックとネオアコはちゃんと繋がっているし、僕の好みもあながち乱雑だというわけではないのだなと思いました。


2007年7月26日木曜日
 書きたい作文があったので一日中机の前に座っていたのに一行も書けないまま一日が終わる。こんな日もしかたないか。締め切りがまだ少し先だからなあ。


2007年7月27日金曜日
 明日はMの結婚式だ。僕は妹の結婚式にスニーカーで言って母親に大目玉をくらい、このMの式についても先日実家へ立ち寄った折り、「絶対にちゃんとした靴で行きなさい」と念を押され、「これをやるから履いていけ」と父親に黒い革靴を貰わされた。それは僕には全然好ましく見えない靴だったけれど、その前にスーツも時計も貰うことを拒んだので、履かないでもとりあえず悪いから貰っておくか、と靴は貰って、でも前日の今日改めて見てみるとその靴はやっぱり良くないし、ということで慌てて靴を買いに行く。

 買いには出たものの、この世界に欲しい革靴なんて一個たりとも売ってないので、逃避行動でタワレコでCDを買って、ムラサキスポーツでスケボーを物色して、ジュンク堂で本を買って、そろそろ服屋さんが閉まる、という頃になってから靴を買いに行き、比較的良さそうなのを買う。

 お腹が空いたので、Sちゃんにご飯を食べようと連絡すると「ラーメンがいい」と変なことをいうのでラーメンを食べて帰る。


2007年7月28日土曜日
 Mの結婚式。彼とは中学以来の付き合いなので感慨深い。もっともMの意見によると僕たちは小学校のときから友達らしいけれど、僕には記憶がない。
 祝儀袋に名前を書こうとすると字が異常に下手でとても見られたものではないので向かいに住んでいるSちゃんに頼んで慌てて書いてもらう。新札がなかったので、シャツにアイロンを当てるついでにお金にもアイロンを当てて「これでいいや」と思っていたら、Sちゃんに「こんなのしか本当にないの」と仰天されたので後で銀行へ行くことにする。

 式場は北山で地下鉄一駅だけど、僕はベルベットを着込んでいて炎天下を自転車は厳しいので地下鉄に乗る。銀行でましなお金に換えてから会場へ行き、1時からリハーサル。僕は立会人の役割。
 リハーサルのあとTちゃんと落ちあって話していると、なんと高校で同じクラスだったY君、U君、W君、K君もいる。10年ぶり。
 2時から本番。指輪交換のあと、「ではせっかくですので、指輪を見せていただきましょう」という司会者の言葉に二人がまごまごして反応しないので、なにかと思えば指輪が逆でMには小さくてはまっていない。のでやり直し、司会の人が上手で式場は大爆笑で厳かなものから一変する。

 花びらをかけたりしたあとで、披露宴。
 乾杯の音頭もとらせてもらったけれど、即興でしゃべったので失礼ぎりぎりなことを言ってしまったかもしれない。

 2次会はしない、ということだったので、披露宴が終わってからすぐに帰った。思ったより酔っ払っていて部屋に戻るとすぐ眠ってしまった。
 結婚式っていいもんだなと思う。


2007年7月29日日曜日
 前日飲みすぎたのと変なタイミングで寝たので朝から体が重い。
 31日には僕のアパートの廊下やガレージにおいてあるものが撤去されるらしいので、I君に手伝ってもらって一部を学校に運び込む。
 発電機などの大きなものは祖父の家へ持っていくことになっているので、夜に父親が車を回してくれた。実家に立ち寄って、「何か果物が食べたい」というと残念ながらそのようなものはない、というので、仕方なくお茶を飲んでへんなシチューを食べていると、僕のシチューを欲しがって大騒ぎしている犬を見て、母親が「お父さん、ウラン(犬の名前です)になにか食べさせてやったら」と言い、「じゃあグレープフルーツでもやるか」と父親が言うので僕は耳を疑った。「さっき果物はないって言ってたじゃん」と僕が不平を言うと、「ああ、忘れてた。食べる?」と言ってグレープフルーツが僕の前に運ばれてきて、それを食べようとするとまた犬が大騒ぎするので、僕はなんて躾の悪い犬だ、と思いながら片手で犬を押さえつけて食べていたけれど、「一口くらいウランにもやれよ」と父親が言うので一口だけ犬にもあげた。
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