インスタレーションのご案内。

 7月21日土曜日夜に出町柳の中州先端で簡単なインスタレーションをしようと思います。あまり丈夫なものではないので、雨天、または風のある場合は延期します。
 コンセプトは特にありません。いわば公園と川に添えるトッピングのようなものです。それから、去年までのように音楽はかけません。BGMくらいは流しますが、静かなエレクトロニカみたいなものになると思います。コンセプトはなくともビジョンはあります。そこに僕達は感動や驚きやなんらかのパッションを持ち込んだりはしません。もちろん、意味も。日常の延長上にしか存在しえない軽い意味合いの非日常における夏の夜の話です。手ぶらでふらりとやってきて、5分ほど休んで去るような、あるいは気に召すのであればビールやオレンジジュースを買いに行ってしばらくそこに座っているような、そのようにシンプルなものです。僕達は物理的に一定面積を占有する形式をとりますが、気分までそこを占有するものではありません。もしもその日にたっぷりと時間のゆとりがあるのであれば、通りがかっていただけると幸いです。



2007年6月22日金曜日
 ひどい雨。一日中大学にいる。


2007年6月23日土曜日
 快晴の真夏日
 昼下がりにTがランチに誘ってくれたので、草原カフェで待ち合わせると休み。
 プリンツへ行くと「ランチタイムが終わっていて食べ物はない」と言われ、しかたなしにビールを飲んでいると「料理のできる人間が帰ってきたので、有り合わせでしたら」と何かの花を揚げたやつだとかキッシュなんかを出してもらう。デザートまで食べてしゃっべっていると夕方になり大学に戻る。

 夜はPとコチで待ち合わせたものの、僕がコチに着いたときPは店の前にいて「いっぱいだった。満席」と言った。仕方がないのでハローに行って食べたり飲んだりして、「散歩に行きたい」とPが言うので御所へ行き、「そういえば御所の中に小さな図書館があるって話だけど」ということで、真っ暗な母と子の森を彷徨う。するとカラスの寝床があったらしく、木の上が大騒ぎになりカラスが飛び回るので僕達は退散した。
 そのあと、鴨川の中洲に行って先端に座ると、前日の雨で河が増水していて水面が近い。飛び石も水面下に沈んでいて、いつもの見慣れた風景とは少し違っていて、後ろに花火をする人々を感じながら僕達は話をした。そういえば今日はI君達がこの辺りで花火をしているかもしれない。強く流れる水を見ているとときどき自分達が船に乗っているような感覚がする。「今日アメリカ人の女の子がこのスカートを誉めてくれたのよ」とPは誇らしげに言った。


2007年6月24日日曜日
 やっぱり雨が降った。
 夕方にI君とインスタレーション用の布を切る。本当は縫合もしたかったけれどミシンが手元になかったので断念。布は5×6メートルでそんなに大きくはないけれど、それでもホールに広げてみるとなんだか嬉しくなる。それにしても布とは便利なものだ。去年はコストミニマルを目指してコピー用紙を張り合わせて4×4メートルを5枚、計80平方メートルの紙を作った。友達に助けてもらってなんとかできたけれど、今から思えば気の狂うような作業だった。しかも、作ったあとも破れたり畳むのが難しかったりで苦労したし、湿気は吸い込んで脆くなるし、汚れても洗えないし。それに比べて布というのはなんて丈夫ですばらしい素材なんだろう。