aero.

 最近、"A-bike"( http://www.a-bike.co.uk )という自転車のことが気になっていて、色々と調べています。そんな中でカナダの「空中に自転車専用のチューブ道路を張り巡らせる」という計画のことを知りました( http://japanese.engadget.com/2006/01/30/velo-city/ )。本当にそんな街ができたら楽しいですね。京都は自転車の街だと言っても過言ではないので、京都でもこれに類する大胆なことがあれば楽しいだろうなと思う。

 昔から時々、折り畳み自転車を持ってどこかへ出掛けるのは楽しいだろうな、とぼんやり思っていたのですが、僕の知る限りでは折り畳みとは言うものの大きくて重たいものばかりで、ちょっと買おうという気になるものはありませんでした。
 ところが、最近は色々な折り畳み自転車が販売されています。Tが教えてくれたトランジットコンパクト(トラコンと通は呼ぶらしいです)、エクスウォーカー、ゼロバイク、など、様々な折り畳み自転車があります。

 最初はTが教えてくれたトラコン(通に習って僕もこう呼ぼうと思う。ちなみに改造していない自転車のことを”野生”というそうです。だから、改造していないノーマルのトランジットコンパクトは”野生のトラコン”と表現できます。世界って広いですね。)を僕も買おうかと思ったのですが、A-bikeの異常なまでの小ささと秘密道具感にすっかりとやられてしまって、買うのならばA-bikeがいいなと今は思っています。ただ、A-bikeはI君に言わせれば「そこまでして自転車に乗りたいか?」というような乗り物なので、走行性能は良くありません。トラコンは折りたためるし、乗れるし、バランスが取れているのですが、A-bikeは大分と折りたたむことに偏っているので、実際に買うとなると躊躇してしまう部分もあります。さらに、今はイギリスだか香港からだかしか買うことができないので試乗もできないうえ、値段も4万円くらいはするので、やっぱり躊躇します。トラコンの方が乗ることを考えれば優れている。

 自転車に乗って駅まで行って、そこでさっと自転車を畳んで(トラコンでもA-bikeでも10秒で畳めるらしい)、電車に乗って遠くの街まで行き、そこでまたさっと自転車を展開して乗るというのは全く新しい次元の生活を提供してくれると思う。駅前の駐輪場へ自転車を止めて、というスタイルはあと10年もすれば崩壊してしまうんじゃないだろうか。