ソーダクラッカー。

 先日、夜中の3時にI君の研究室に行くと、T君もいて、そして部屋の中がとても甘い匂いに満ちていたので、「なんか甘い匂いがする」と言うと、T君がパイン飴を探しながら「これのせいだよ」と言った。

 それから、折角くれるというパイン飴を貰うことを、僕は辞退した。パイン飴はとても好きだけど、そのとき僕はスナック菓子の食べすぎで口の中がヒリヒリしていた。
 そういうと、T君もI君も「痛くなって、じゃがりこ完食できない」とかなんとか、意外なことに「スナック菓子の食べすぎによる口の中の痛み」に賛同してくれた。

 「小さい頃は大丈夫だったような気がするんだけどなあ」

 「大人になると”それ以上食べるのやめなさい”って止める人がいなくなるからじゃない」

 それは実に的を得た回答だった。
 僕たちは大人になり、好きなだけお菓子を食べ、好きなだけジュースを飲み、時にはアイスクリームの食べすぎでお腹を壊す。
 まったく、これでは子供じゃないか。今日はクラッカーを食べ過ぎて舌がヒリヒリとしている。

 だけどまあ、口の中がヒリヒリするくらいどうってことはない、とも言える。

 実は、最近着るものにとても困っています。
 服はそこそこの数あるのだけど、着ようという気になるものが少なく、それから買い物に出掛けても欲しいと思う服がほとんど見つかりません。
 それで、苦肉の策でほとんど毎日同じ服を洗濯して着ています。夏だからできる荒業だけど、できれば服はなるべく違うものを着たい。

 どうして着る服が限られるようになったのかというと、ここのところ動きやすく風通しの良い服しか体が受け付けないからで、ジーパンとTシャツみたいな黄金コンビは使用不可能だし、ベストやなんかで重ね着するのも耐えられないし、ズボンはルーズじゃないと窮屈で仕方ないし、というような快適性の条件下で、一応は気になる見栄えの問題を解いた時の最適解が今は一つしかないということです。

 適当に持っている服をリメイクしたりしているのですが、なかなか良いものが出来上がりません。一つには汚い縫い目の問題もあって、いい加減ミシンくらい買わないとな、と思います。神は細部に宿るというのは真実だと思う。