沖縄、中国、モンゴル。

 木曜日は完全な徹夜でデバイスの輪講発表とゼミの用意をしたのに、前の人が異常に長引いて僕まで回ってこなかった。発電機が届いたのでI君と「ちょっと動かしてみよう」と言っていたのに、夕方にスイッチが切れたみたいに寝てしまってできなかった。予定通りに行かない日。

 金曜日、O君の部屋で御飯会。梅雨の雨でT君に車を出してもらう。ほぼ予定通りに全ては遅れ、7時スタートね、と言いながら9時を過ぎてからスタート。11人の人間でO君の部屋は一杯。次回はT君の部屋で御飯会を開催する予定だけど、次はもっと人数が増えるだろうし、誰かの部屋で御飯会をすることに限界を感じたりもする。
 でも、誰かの部屋というのは気楽だし、色々と物色するだけでも楽しいし、部屋の持ち主のことが良く分かって面白い。それにホストになるのだって、大変だけどそれはそれで楽しいものだと思う。

 僕とI君は食事会寸前の買い出しで出来合いの食べ物を買ったのだけど、他の人達はピタサンドや麩チャンプルや肉ジャガやキュウリスティックやカットマンゴーを作って来てくれて、やっぱり僕も何かを作ったほうがいいなと思った。
 他にワイルドなカステラや変なビデオの人も居た。
 Bがカンボジアの煙草を出すとO君も中国の煙草を出してきて、喫煙組は喫煙パーティー。

 3時半お開き。
 5時前に眠る。

 土曜日は昼に起きて、大学の図書館が5時に閉まるので雨の中それまで図書館へ行く。それから研究室によって、アパートに帰り、軽く晩御飯を食べて不覚にも眠ってしまった。
 起きると11時でショックを受ける。まるで土曜日全てが失われた気分。

 雨も上がっていたのでBに「まだ一日を終えるモードじゃなかったら行ってもいい?」と聞くといいとのことで、コンビニエンスストアによって自転車でBの部屋に行き、パンを食べたりアイスを食べたり話をしたり音楽を聴いたりして、恐ろしいことに気が付いたら4時半になっていた。
 彼女は10時間後にアルバイトが始まるし、僕は9時間後に心斎橋で待ち合わせをしていた。
 外では初夏の朝が始まろうとしていて、空は半分が青く半分が赤かった。