エアポート。

 昔、西部講堂で行われた第1回目の「ボロフェスタ」というイベントで少しだけ手伝いをしたことがあります。今が第何回目なのか僕は正確には知りませんが、でもそれは素敵な音楽と文化に関するイベントで、せっかくいいものがたくさんあるんだからみんなで一緒に楽しみましょう、というような主催者の精神がひしひしと伝わってくるせいか、沢山の人達を巻き込んでボロフェスタは着々とどこかへ向かって進んでいる様子です。僕は京都に住んでいて京都のことしか分かりませんが(それだって僅かに)ある季節になるとどこからかボロフェスタに関する情報が耳に飛び込んできます。

 このボロフェスタを企画運営する中心団体はにしき屋という名前で、それからその中にはロボピッチャーというバンドがあって、さらにその中には加藤さんというやや感傷的だけど天才的な感覚で文章を書く人がいて、僕は彼のブログを時々読ませて頂くわけですが、その中に、「古い知人から立て続けにメールが来た。そういう時期なのだろうか」というようなことが書かれていて、それを読む寸前に田口ランディさんのブログで「いつも電話なんて全然鳴らないのに今日は一日中電話が鳴りっぱなしだった。こういう日がたまにある」というような日記を読んだばかりだったので少し変な気分になった。

 確かに僕にもそういった日はあります。
 まるで誰かがスイッチをカチッと入れたかのように、その日に限って色々な人から連絡があって、そして大概何かから僕は救われているのだと思う。

 一見ランダムに見えるような物事にも実は偏りがあって、例えば僕の友人が研究しているようにランダムな事象が何かしらのパターンを形成していくというのは近頃ではよく知られた話です。僕らが今利用しているWWWにしても、雑多なネットワークの発展に伴いリンクやアクセスがやけに集中するサイトやあまりリンクのないサイトが生まれます。
 だから人からのコールが極端に多い日と少ない日が僕らの人生の中に忍び込んで来るというのは本当はそんなに不思議なことじゃないのかもしれません。でも、僕はあまり元気のない日に沢山のコールがあると世界の背後には目には見えない不思議な力が働いていて実際のところ僕らを導いたり助けたりしてくれているんじゃないかと、神の存在すら信じてしまいます。

ロボピッチャー( http://www.robopitcher.com/ )
田口ランディブログ;アメーバ的日常。
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