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大人になって痴漢の多さに驚いたこと

「ちょっと10分くらい女の子の恰好で夜道を歩いたら、変な男に絡まれたり、急に胸を触られた。世の中こんなに酷いのか。。。」というようなことをFacebookで読みました。 僕が大人になって驚いたことの1つは「社会がこんなに性的な変態に満ちていること」…

イノダコーヒーのケーキが不味くて裸の王様だと思ったこと

イノダコーヒーで食べたケーキのマズさに驚いてこの記事を書いていますが、別にイノダコーヒーの悪口を書きたいわけではありません。店の好き嫌いは別れて当然のことなので、僕はもう二度と行かないと思うけれど、何度も行きたいという人がいるのも理解はで…

堀江貴文さんのこと

昨日、堀江貴文さんのサイン会に行ってきました。 「堀江貴文さんのサイン会に行って握手してもらった」というと、ちょっとびっくりされますが、僕は昔から堀江さんのブログや本をずっと読んでいました。 最初に堀江さんのことが気になったのは、昔書いてい…

ヒートテックの過剰広告性について

毎年、寒くなって来るとユニクロの「ヒートテック」の名前を耳にします。文脈としては「ヒートテック着れば大丈夫」「ヒートテック着てないから寒い」という感じで、基本的にヒートテックを信頼する感じで耳にします。 それで、毎年イライラしています。 最…

落ち葉を奪って申し訳ないと樹々に思うこと

最近、落ち葉を掃除する機会がよくあって、いつも微かな罪悪感を感じながら掃除をしています。地面がきれいになるのは心地良いことですが、本来はこの地面の上で朽ちて養分となるべきであった葉っぱを取り除いて持ち去るのは、樹々には申し訳のないことです…

ニワトリを殺して食べたこと

これまでの人生で、意図的に生き物を殺して食べことは2回しかない。一度目は、もう十数年前の事。魚を釣って、その場で殺して焼いて食べた。 そして2度目は昨日。殺したのはニワトリだ。昨日僕はニワトリを殺して食べた。 食べ物、特に「肉」のことを気に…

プラトンのロバ

論理的なロバの話があります。 そのロバは理想的な意味合いで論理的です。すべての動作を完全にロジックに従って行うわけです。 このロバの左右等距離に、全く同じエサを置いたらどうなるかという話なのですが、お話ではロバは餓死してしまうことになってい…

コーヒーとチョコレートとピースと奴隷

僕がコーヒーを飲むようになったのは、30才を過ぎてからなので、だから、まだ3,4年というところです。 昔、コーヒーを飲むと気持ち悪くなっていたので、僕にはコーヒーは飲めないと思っていました。30歳くらいのときに、思い切って飲んでみて、そして…

人形峠ウラン鉱山残土

1955年に「原子力平和利用博覧会」という催しがあったらしい。日比谷公園で原子力列車の模型など、”素晴らしい原子力の未来”を印象付ける展示が行われ、36万人の来場者があったということだ。 原子力は、まだ貧しかった日本に、1つのビジョンを示した…

ブックスタンドがとても便利なこと

ELECOM EDH-004 ブックスタンドクリエーター情報なしエレコム 今回の記事は、商品の宣伝です。 僕はアマゾンのアフィリエイトにも入っているので、アフィリエイトで小遣い稼ぎが狙いなのか、と言われれば完全には否定しませんが、どうでもいい商品についてブ…

東京五輪がもたらす希望とは何か

2020年のオリンピックが東京での開催になりました。オリンピックには全く興味がないのですが、今回はショックを受けています。 IOCが東京での開催を発表する前日、Twitterにはオリンピック関連の発言が結構たくさん並んでいて、その中に「外資系証券会社…

広告化社会と演出化する消費者

先日、ファブラボ関連のイベントが横浜であったので、関東まで行ってきました。東京で電車に乗って街を眺めているとき、街中と車内の至る所に貼られている広告にイライラして「広告化社会」という言葉を思い付いたのですが、検索してみると既に1982年に…

『風立ちぬ』を見て驚いたこと、への追記

(今回も『風立ちぬ』のネタバレがあります) 前回『風立ちぬ』のことを書きました。アクセス数が物凄くて、改めて宮崎駿監督の人気を思い知りました。「一番納得いった批評」という好意的な感想から、「岡田斗司夫のパクリ」という批判も頂きました。岡田さ…

TETSUO rave part1 自然編

ちっぽけな橋の上に座り、水面の方へ脚をブラブラさせながら、プラスチックカップに入ったコカコーラを飲んでいる。絶え間なく変化する水面の形状が、光の屈折方向をあちこち動かし、その所為で水中の光景はフラフラ定まらない。川底の石も、魚たちも、落ち…

量子力学ミニレクチャー@つくるビル(2013年5月23日)

先月の終わり「量子力学のお話会」を、五条新町の「つくるビル」で開催させて頂きました。当初「7,8人でテーブルを囲んで90分くらいで小さくやってみよう」と言っていたのが、10名の方に来て頂き、調子も出てきて2時間半喋り続けてしまいました。 は…

TETSUO rave part1

蛍にはまだ早すぎると思っていた。でも、谷間を高く跳ぶ薄らかな緑色の輝点は確かに蛍の放つ蛍光だった。僕は車で5分程、山中の無人駅まで、けして広くはない道を走り、友達の友達を迎えてきたところだ。一通りの自己紹介を車中で済ませ、ドアを開け外へ出…

12歳

もう34年間も生きてきたので、大体自分がどういった人間なのかも分かってきたつもりですが、僕は概ね勉強するのが好きな人間だと思います。 今も学びたいことが山の様にあり、死ぬまでの限られた時間を考えれば、それらの大半を知ることなく人生を終えるの…

空気を買う時代

僕はオーガニックを賛美したりヒッピーの振りをするような人間はないし、ハイテクや新しいものが大好きな人間ですが、それでも僕達はあまりにも自然から遠くに来すぎてしまったのではないかと思うことがあります。 それは野生の動物達と今の僕達を比較してみ…

ずっとわからないこと

何度か似たようなことを書いていて、でも本質は上手に書けていなくて、最近またそのことを強く感じていて、でも今回も上手く書けるかどうか分からない、あることを書きます。 それは僕が結構長い間抱えている疑問です。 「みんな、どれくらい本当にそう思っ…

犬が不幸だとしたら

糸井重里( @itoi_shigesato )さんのツイートで、『犬と猫と人間と』( http://www.inunekoningen.com/ )という映画を知りました。映画自体は2009年に公開されたもので、主に日本で殺処分される犬や猫のことを扱っているようです。この映画はある一人の…

孤独な現代の若者という幻想

しばらく前に「土間の家(http://d.hatena.ne.jp/doma_house/)」で、座談会「北京と京都の大学生が見た町家」( http://d.hatena.ne.jp/doma_house/20120821/1345542150 )が行われました。 北京と京都における、古い家の空き家問題や使用例についての話だっ…

イメージとしてのアメリカ、オタク文化と敗戦

なにを隠そう、僕はアメリカ文化育ちです。 アメリカの映画とアメリカのテレビドラマとアメリカの小説を、子供の頃たくさん消費しました。 実になんというか、クールじゃないですね。 これはつまり、ハリウッドのドンパチボカーン映画と西海岸の高校生ロック…

動物園はいらない

この春、京都市、梅小路公園に水族館がオープンしました! 僕はまだ行ったことがないのですが、イルカやアザラシがかわいそうなのでさっさと潰れてしまえばいいのになと思っています。どうして海に住む知能の高い哺乳動物を内陸部のビルに監禁して見世物にし…

911

昨日の夜、大宮通を自転車で走っていると、タコ焼き屋の店頭でタコ焼きを買っている友人にばったり会った。彼は、僕も知っているみたいなのだけど、どうにも誰かだ思い出せないアメリカ人と待ち合わせていて、結局そのアメリカ人は来なくて、色々と二人で話…

実は春からこちら、自分で独占して使うことのできる机がありませんでした。約半年間です。それがこんなに辛いとは思わなかった。独占できる机がなくても、なんとか上手くやれるのではないか、と思っていたのは間違いで、先週はもう限界だった。昨夜、暫定的…

花火

残念なことに湖面は全く見えなかったが、それでも空へ勢い良く広がった花火は圧倒的な美しさで迫り、左から右までパノラマに、連発された高輝度の造形と、少しく遅れて胸腔へ響く爆発音が、四角く囲まれた日常にそこだけ穴を開けている。 空を見上げて、救わ…

天橋立/大江山/酒天童子/元伊勢

半島の様に突き出した低い山が、微かに曇った空の前で緩やかなスロープを作っている。何一つ転げ落とすつもりのない平和な斜面には、幾分古くなってきたリゾート旅館がすくりと立っていて、側でゆっくりと回転する小さな観覧車と麓の間を、これもまったく目…

日蝕

2012年5月21日の金環日食を見るつもりはなかった。僕は科学が好きだと公言して生きてきた割に、天体ショーにはあまり興味が無い。数カ月前にも心改めて月食を見てみたけれど、ふーん、としか思わなかった。ただ、ある星の前を別の星が横切っているだ…

color tv

あるテレビについての話をしようと思う。あるいは彼女が僕の部屋から盗んでいったカラーテレビ、についての話ということもできるかもしれない。実は僕はそのカラーテレビを今も探している。もうそんなテレビは役に立たない、という人もいる。それは古いブラ…

FBI

「FBI!」と男は叫んで、小走りに、何か手帳のようなものを掲げた。レストランの店員は戸惑ってカクンと一つお辞儀をして、男を走るに任せた。そんなわけがないと思い、僕は男の足を引っ掛けて転ばしてやった。男は素早く立ち上がると「オレはFBIだぞ、何を…